バス釣りで使用されるリールは、年々高性能化しており、低価格で入手することができるリールであっても、かつての最高峰リールと同等の性能を発揮することが出来るモデルも存在しています。
これらの、高コストパフォーマンスリールは、釣り具にかけるお金を抑えたい方はもちろん、初めてベイトリールで釣りを楽しむ方にも最適となります。
数あるリールの中から、特に高い満足度を得ることが出来るコスパ最強のベイトリールをメーカー関係なく、ご紹介します。
バス釣りベイトリールの価格
バス釣りで使用されるベイトリールの価格は、非常に幅が広く、大手メーカーの入門者用リールでは1万円以下の価格で購入することができますが、ハイエンドと呼ばれる機種では、10万円を超える価格設定がされているモデルも存在しています。
コスパ最強のベイトリールの選び
価格で選ぶ
コスパ最強のベイトリールでまず確認しておきたいポイントとなるのが、リールの価格です。
前述したようにベイトリールの価格帯は非常に幅が広い傾向があります。
コスパを中心に選びたい方であれば、3万円以下の価格帯のベイトリールを予算と合わせて選ぶことがおすすめとなります。ひく
この価格帯のリールは、ハイエンドモデル等にも搭載されていた技術がフィードバックされて投入されていることが多く、価格以上のメリットを感じやすくなっています。
低価格となるほど、扱いやすく、初心者向けとなっており、価格が高いほど、経験豊富な釣り師でも満足することが出来る性能を発揮してくれます。
モデルチェンジサイクルで選ぶ
各社から出されているリールは、リリースされてから約3~4年でフルモデルチェンジが行われる傾向があります。
ただし、このモデルチェンジのサイクルは、リールごとに異なっており、8年以上現役でラインナップされている機種も存在しています。
モデルチェンジサイクル毎に最新機種への買い替えを検討する方であれば、モデルチェンジサイクルが少ない高性能機種を選ぶのも選択肢の一つです。
トータルで同じ金額を払いつつ、高機能機種を使い続けることもできるかもしれません。
品質で選ぶ
見落としがちなポイントですが、高コスパリールを選ぶ時には、リール自体の品質も重要な要素となります。
クオリティーの高いリールは、初期性能に満足することが出来ることはもちろん、長期間の使用でも性能が維持されやすく、リール破損の懸念が少ないです。
購入して直ぐに使えなくなってしまうと、直ぐに買い替える必要が出てしまい、無駄な出費となっています。
大手メーカーであれば、品質管理のレベルが高いので、高コスパリールを選ぶ時には、大手メーカーを中心に選ぶとよいでしょう。
また、あまり知られていないメーカーのリールを購入する場合は、口コミや長期インプレ等を確認しておくことが重要です。
リールの仕様で選ぶ
高コスパリールを選ぶ時には、どのような用途で使用を行うのかを想定しておき、使い方に合ったリール選びを行うことも重要です。
リールの仕様と用途が一致しないと、高い性能を秘めているリールであっても、十分にその性能を発揮しにくくなります。
スプールで選ぶ
スプールは、軽量であるほどキャスト時の回転初速が出しやすくなります。
スプールの大きさは、重量と相反する部分ですが、同じ距離をキャストした場合、大型スプールは小型スプールよりも回転数が少なくて済みます。
このため、できるだけ軽量なスプールが良い前提で、遠投や重量の重たいルアーを使用する場合は、大口径スプール、軽量ルアーを使用する場合は小口径スプールが適しているとされています。
近年では、32~34mmが最も汎用性が高いスプールとして認知されています。
高コスパリールを選ぶ時には、スプール径を確認しておくことがお勧めです。
糸巻き量で選ぶ
糸巻き量もリールを選ぶ時には重要な指標となる要素です。
スプールに巻き取ることが出来るラインの太さと量は、予め決められています。
太いラインを使用する大型ルアーの釣りでは、深溝スプールが搭載されているものを選び、細いラインで軽量なルアーを使用する場合は、浅溝スプールを導入する必要があります。
予め使用するラインの太さと必要最低数量を決めておくと、最適なリールを絞り込みやすくなります。
ブレーキで選ぶ
最適なベイトリールを選ぶには、搭載されているブレーキシステムも確認しておく必要があります。
高コスパリールの中で、一般的なブレーキシステムとなるが、遠心ブレーキとマグネットブレーキです。
遠心ブレーキは、極力過剰なブレーキをかけない仕組みとなっているので、キャストフィールが良く、飛距離出しやすいブレーキと言えます。
マグネットブレーキは、遠心ブレーキよりもブレーキがかかりやすく、トラブルレスな特徴を持っています。
それぞれの特徴を踏まえて、好みのリールを選ぶことがお勧めです。
重量で選ぶ
高コスパリールを選ぶ時には、重量にも着目しておくことがお勧めです。
リール重量が軽いほど、タックル全体の重量を軽量化することが出来るので、ロッド操作を行う釣りでも、疲労が少なくて済みます。
重たいリールは、剛性感が高いことが多く、ただ巻きを行う時に、無駄にロッドがブレず、安定した巻きを実現することが出来ます。
ベイトリールで200gを下回ると軽量なリールと言えるので、一つの指標として持っておくとよいでしょう。
コスパ最強のバス釣り用ベイトリールおすすめ17選!
低価格重視:3万円以下
【シマノ】SLX DC
SLX DCは、シマノのオリジナルブレーキシステムである、DCブレーキが搭載されているモデルです。
遠心ともマグネットも異なり、電子制御でブレーキを自動でコントロールしてくれるので、高い飛距離とトラブルレス性能の両立ができるようになっています。
ハイエンドモデルに搭載されているブレーキシステムでありながら、3万円以下で搭載されている高コスパリールとなっています。
【シマノ】SLX BFS
シマノリールの中で、高コストパフォーマンスリールとして知られているSLXシリーズの中でも、ベイトフィネス用に作られているモデルです。
スプールの重量を軽くするための、スプールから完全にブレーキユニットを切り離した構造が取られており、非常にスプールの立ち上がりが速くなっているモデルです。
3gを満たないような超小型ルアーも使うことが出来る高コスパベイトフィネスリールとしておすすめすることが出来る一台です。
【シマノ】SLX
汎用性の高いバーサタイルな高コスパリールとしてつくりだされている一台です。
年々タフ化する日本の釣り場に最適とも言われている32mmのスプールサイズが搭載されており、特に中型から小型ルアーに適したモデルとなっています。
シマノの伝統的な遠心ブレーキシステムが搭載されているので、ベテランの釣り師が使用しても気持ちよいと感じることが出来る投げ心地を持っています。
多くの釣り人から高い評価を勝ち得ている人気リールです。
【シマノ】バスワンXT
シマノのバスフィッシングエントリーモデルとして作られている1台で、古くから多くのファンを獲得しているリールです。
初心者向けに作られているリールですが、遠心ブレーキが搭載されている、上位機種に迫る飛距離を出すことが出来るようになっています。
また、価格以上の巻き心地と剛性感を持っており、ハードな仕様にも耐えることが出来るのもこのリールの魅力となっています。
低価格リールで伸びのあるキャストを行いたい方におすすめです。
【シマノ】バスライズ
シマノリールの中で、最も低価格で入手することが出来るベイトリールです。
シマノの多くには飛距離重視の遠心ブレーキが搭載されていますが、このリールには初心者でも扱い安いマグネットブレーキが搭載されています。
外部ダイヤルで簡単にブレーキの強さを調整することが出来るので、バックラッシュで釣りができなくなるリスクが少ないです。
初めの一台としておすすめすることが出来る高コスパリールです。
【ダイワ】タトゥーラ SVTW
ダイワリールの中でも、実用性が高く、上位機種に迫る高性能を発揮することが出来る高コスパリールの一つです。
ストレスフリーに使用できることを目指して作り上げられているリールであり、必要十分な飛距離を出しつつ、バックラッシュの発生を抑える設定となっています。
また、リール自体もコンパクトに作られているので、操作系の釣りにも最適な一台となっています。
価格以上の実用性を実現している一台としておすすめすることが出来るリールです。
【ダイワ】タトゥーラ TW 100
タトゥーラ TWは、ダイワの上位機種に搭載されているハイパードライブデザインが導入されて作り上げられている一台です。
リールの初期性能が長期間に渡って維持することが出来るように、ギアの駆動や内部構造の見直しがされているので、ロングスパンで愛用することが出来るようになっています。
マグネットブレーキの中でも、ロングキャストに長けているマグフォースブレーキとなっているので、飛距離を重視したい方にもおすすめです。
【ダイワ】タトゥーラ TW 80
前述したタトゥーラ TW 100より更にコンパクトなモデルとして作られているのが、 TW 80です。
このTW 100が34mmのスプール径を持っているのに対して32mmまで小型化されたスプールが搭載されているので、より軽量ルアーへの対応力が高められています。
もちろん、TW 100と同じようにハイパードライブデザインや、マグフォースブレーキが導入されているので、フィールドでも高い性能を約束してくれます。
TW 100と使うルアーのサイズによって選びたい一台となっています。
【ダイワ】バス X 100
誰でも扱いやすい高コスパリールとして作り出されているのが、バスX100です。
32mmのスプールが搭載されているベイトリールで、小型中心のルアーが扱いやすくなっています。
コンパクトに作られているので、掌に収めやすく、釣りに慣れていない方でも握り易く、操作しやすくなっています。
14lbのラインを110m確保することが出来る豊富な糸巻き量も持っていますので、釣り場を選ぶことなく、使用することが出来るのみ魅力です。
【ダイワ】PR100
バス釣り専用のベイトリールではなく、ソルトウォーターでの使用も行いたい釣り初心者におすすめすることが出来る高コスパリールです。
ソルトウォーターでの使用も考慮して作り上げられているモデルであり、軽量アルミスプールで岸はもちろん、船釣りにも対応できます。
一万円以下の価格で購入することが出来るリールですが、品質の高い日本製としてつくられているので、トラブルが少なく、安心して使用することができます。
【アブガルシア】ロキサーニ
アブガルシアリールの中でも特にコストパフォーマンスが高いリールとして評価されている一台です。
マグネットと遠心ブレーキの両方を搭載しているモデルであり、常に最良なブレーキ設定を出すことが出来るようになっています。
また、リール自体の重量も188gと軽量に仕上げられているので、かなり実用性が高いリールであると言えます。
ベテランの釣り師が現役で使用する率も高いリールです。
【アブガルシア】ロキサーニBF8
コストパフォーマンスの高いロキサーニのベイトフィネスバージョンとして作られている1台です。
33mmの浅溝スプールに加えて、ブレーキシステムがベイトフィネスに適したマグネットブレーキのみとなっており、リール単体重量も185gと軽量化されています。
前述したロキサーニと互換性を持っているリールであり、好みによってスプールの入れ替えを行うことが出来るのも魅力となっています。
【アブガルシア】ロキサーニ パワーシューター
ロキサーニシリーズの中でも、最もパワフルなリールとして作り出されているモデルです。
スプール径が35mmに大型化され、更に20lbの太いラインも100m巻き取ることが出来る深溝スプールが搭載されています。
ハンドルノブ部分も丸形となっているので、巻き抵抗の強いルアーであっても、力づよいリーリングを行うことが出来るようになっています。
3万円を下回る価格ですが、ブラスギアを使用する等、高い耐久性を確保しているリールとなっています。
【アブガルシア】ブラックマックス
アブガルシアのエントリー用ベイトリールとして作り出されているのが、ブラックマックスです。
メーカー価格が1万円程度となっていますが、女性や子供でも握り込み易いリールの高さが41mmと低めに作られており握り込み易くなっており、トラブルの少ないマグネットブレーキが搭載されています。
年月が経っているリールですが、使いやすさから高い評価を受けているベイトリールです。
【アブガルシア】プロマックス
低価格のリールで、小型ルアーを中心に使用することを前提に作り上げられているモデルです。
リール自体がコンパクトに作られていることはもちろん、小型な32mm径のスプールが搭載されているので、簡単にスプール回転の初速を出すことが出来るようになっています。
近年のベイトリールのトレンドに合わせて7.1:1のハイスピードギアが搭載されているのもプロマックスが持つ魅力の一つとなっています。
モデルチェンジサイクル重視
【ダイワ】スティーズ SVTW100
ダイワの最高峰ベイトリールに位置しており、名だたるバスプロが使用している有名機種です。
7万円を超える高価格設定となっていますが、その高機能化からモデルチェンジのサイクルが非常に遅く、前作も約8年間現行モデルとして君臨していたリールです。
通常のリールのモデルチェンジサイクルが3~4年なので、倍程度の期間を現役の最高峰モデルとして使用できるのは魅力です。
低価格のコスパリールの買い替えを検討するのであれば、モデルチェンジの少ないハイエンドを手にするのも良いでしょう。
【シマノ】メタニウム DC
2024年の真楽リールとして登場したシマノの中核モデルです。
デジタルブレーキ、モノコックボディー等、シマノの技術が惜しみなく搭載されているモデルであり、特にバス釣りに最適な一台となっています。
前作モデルは約9年間の間、現行モデルとして君臨しており、価格以上の性能に多くの釣り人を驚かせていました。
6万円を超えますが、ロングスパンで愛用したい方には特におすすめできるバーサタイルリールです。
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