フィールドサイドとOSPからリリースされているサイコロラバーは、近年で特に注目度が高いワームであり、各地で品薄が続いています。
既に多くのメディアで紹介されて、釣れるワームとして認知されてきています。
実際にサイコロラバーを使ったインプレと、サイコロラバーの性能を引き出すことができるおすすめのタックルセッティングをご紹介します。
サイコロラバーとは
サイコロラバーは、フィールドサイドからリリースされていたワームであり、その名の通りサイコロ形状のワームに毛が生えているような形状を持っている特徴的なルアーです。
フィールドサイド代表の田渕プロが作り出したワームで、特にコアなアングラーの中では釣れるワームとして存在していたルアーです。
フィールドサイドではサイコロラバーをハンドポワードで作っているので、量産が難しく、価格が高くなりやすい側面を持っていました。
そこで2023年にルアーメーカーであるOSPと共同して量産化モデルと作り出しています。
サイコロラバーには本家のフィールドサイド製と量産型のOSP製の2種類が存在しています。
サイコロラバーのスペック
フィールドサイド
フィールドサイドのサイコロラバーは全5種類のサイズ展開でVol表記されています。
各サイズ2個入りで700円で販売されています。
カラー展開は10色展開です。
サイズ | 名称 |
8mm | サイコロラバーVol1 |
10mm | サイコロラバーVol2 |
12mm | サイコロラバーVol3 |
14mm | サイコロラバーVol4 |
16mm | サイコロラバーVol5 |
OSP
OSPから出されている量産モデルのサイコロラバーは、高比重の”マックスソルト”と低比重の”ノンソルト”の2種類が存在しています。
サイズは約12mmのワンサイズのみで作られており、フィールドサイドの丁度Vol3に該当する大きさです。
各色4個入で1320円で販売されており、マックスソルトとノンソルトともに8色展開がされています。
引用元:楽天市場
サイコロラバーの特徴と魅力
台形形状のボディー
サイコロラバーはパッと見では、立方体に見えるボディーを持っていますが、実は台形に近い形を持っています。
この台形形状のボディーにより、ロッドでトゥイッチを行った時に瞬間的にルアーを動かした時に、強い水押しを発生させることができるようになっています
移動方向に対する水の抵抗が強いので、動かした時の移動距離が短く、バスの鼻先で苦しのアクションを与えることができるようになっています。
複数のラバー
サイコロラバーには、すべての面に対して4本ずつラバーが刺さっています。
ラバーが刺さっていることで、水の抵抗を増やす他、虫系ルアーとしても効果を発揮することができるようになっています。
フィールドサイド VerとOSP Verの違い
フィールドサイドのサイコロラバー Vol3を量産化したモデルが、OSPのノンソルトモデルです。
ここではフィールドサイドのVol3 と OSPノンソルトモデルを比較。
素材比較
フィールドサイドの方がOSPモデルよりも明らかに柔らかい素材が使用されています。
手で触ると直ぐに分かるレベルで違いなので、喰いこみの良さはフィールドサイドモデルの方が、よさそうです。
外観比較
手作りされているフィールドサイド Verよりも、量産されているOSP verの方が綺麗な形状で、作られています。
匂い比較
フィールドサイドのサイコロラバーは、無臭ですが、OSPモデルには、匂いがつけられています。
エビのような匂いがつけられているので、この部分はOSP verの方がよさそう。
サイコロラバーの欠点
価格が高い
サイコロラバーが持つ最大の欠点とも言えるのが、ワーム自体の価格です。
一般的なワームの単価が200円/個以下の価格で購入することができますが、サイコロラバーに関しては、フィールドサイド製、OSP製ともに300円/個以上の価格となり、非常に高価です。
ワームは消耗品となるので、なかなか手が出しにくいと思われる方も少なくないと言えます。
OSP製とフィールドサイド製で価格に大きな変化がつけられていないのも、残念なポイントです。
保管しにくい
サイコロラバーは異なるカラーや他のワームと一緒に補完すると色移りしてしまうようになっています。
色移りを防止するために、購入時のパッケージごと保管する方法もありますが、もともとの個数が少なく、場所を取るデザインになっています。
サイコロラバーの保管の仕方は、悩ましいポイントの一つです。
マックスソルトとノンソルトが識別しにくい
OSP製のサイコロラバーは、マックスソルトとノンソルトの2種類が存在していますが、販売されているカラーは全く同じです。
マックスソルトとノンソルトを識別することができる刻印もないため、同色でマックスソルトとノンソルトを買い揃えると、後で識別ができなくなります。
一度使用したワームは分からなくなりやすいので、保管方法には注意が必要となります。
おすすめリグ&インプレ
ノーシンカー
サイトフィッシングではノーシンカーで使用することがおすすめです。
使い方
目視で確認できるバスに対して、サイコロラバーをキャスト。
バスがサイコロラバーに気が付き、鼻先までバスが近づいてきた時に、強めのトゥイッチを行い、サイコロラバーを逃がします。
再度バスがサイコロラバーに近づいたら再度トゥイッチを入れ、サイコロラバーを逃がしてやります。
この作業を繰り返すとバスの捕食スイッチが入りバイトに持ち込めます。
インプレ
フォール中にラバーが非常に細かく振動するので、実際にサイトフィッシングで使用した時には、着水フォールで口を使うバスも多く確認できました。
ロッドアクションを加えると、短い移動距離で鋭く移動するのはメーカーHPの記載通りであり、サイトフィッシングでは重宝すること間違いなし。
ノーシンカーでのフォールはマックスソルトVerを使用しても非常にゆっくり沈下するので、ノンソルトとマックスソルトの差はあまり大きくないとも言えます。(実際の重量差は0.4g)
透明度が高く。水深が深い場所でのサイトフィッシングには使用できないので、ネイルシンカーを入れて使用することがおすすめです。
セッティングのポイント
リグり方は非常にシンプルで、マス針をサイコロの1目の部分から刺し、側面に抜き出すのみです。
ロッドアクションで瞬間的な苦しアクションを行うと、だんだんマスバリがズレてきてしまう傾向があります。
接着剤を垂らして固定する方法もありますが、マス針にワームキーパーが取り付けられているモノを使用すると、繰り返し使用してもワームがズレにくくなります。
フックサイズは#4~#1番クラスが最適です。おすすめフックはこちら
ダウンショット
サイトフィッシングではなく、ブラインドで釣りをする場合は、ダウンショットが有効です。
使い方
バスが潜んでいると考えられるポイントにキャストした後、シンカーの着底を待ちます。
シンカーの着底が確認出来たら、1~3回トゥイッチを行い、1~2秒程度のポーズを入れます。(ノーシンカーでのサイトフィッシングを水中で行うイメージに近いです。)
バイトはトゥイッチの直後か、ポーズ時に発生します。
インプレ
実際に使用した時には、ダウンショットでの釣果が著しく、他の釣り人がフィネスな釣りで釣れていない状況でも多くのバスをキャッチできたので、おすすめです。
特にPEラインを使用する時は、ポーズ中にラインを張っておかないとバイトを感じ取れず、次のトゥイッチ動作で魚の存在に気付く場合もあります。
セッティングのポイント
ダウンショットをセッティングする時には、ポーズ時にできるだけサイコロラバーが沈下せず、一定層を保つようにする方が良いです。
ダウンショットを簡単にリグるためにスイベル付きのフックなどもありますが、重量が増加してしますので、おすすめできません。
多少の手間がかかりますが、無駄なパーツがついておらず、フックのみでリグることがおすすめです。
フックサイズは#4~#1番クラスが最適です。
おすすめフックとシンカーはこちら
最適なタックル
ロッド
ロッドでおすすめとなるのは、Lクラスのスピニングロッドです。
穂先は喰いこみ重視で柔らかくしておくとよいですが、瞬間的なトゥイッチで鋭いアクションを出す釣りなので、穂先部分以外は適度な張りを持っているロッドがおすすめです。
サイコロラバーを使用したダウンショットの釣りを広めた林晃大プロのおすすめロッドはこちら。
レジットデザイン ワイルドサイド WSS-ST64L+
リール
リールはハイギアのスピニングリールを使用することがおすすめです。
特にダウンショットの釣りを行う時は、トゥイッチの直後か、ポーズ時にバイトが発生するので、できるだけ糸ふけを素早く回収できるタイプがおすすめです。
リールは#2500~#3000番クラスがおすすめです。
ライン
ラインは4~6lbのフロロカーボンラインの使用がおすすめです。
おかっぱりアングラーであれば、飛距離重視でPEラインと組み合わせるのもおすすめです。
風の影響と釣りのスタイルを考慮してラインを選び出すことがおすすめです。
まとめ
各地で高い釣果が確認されているサイコロラバーは、入手が困難となるほど人気が出ているルアーです。
高い釣果が出せるルアーなので、是非入手して使用してみてくださいね。
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