シマノのBTフォースは、デカバスハンターとして知られている奥田学プロの監修によって作り上げられているウェイクベイトです。
メディアでも度々登場し、高い釣果能力を発揮している点が印象深いルアーでもあります。
数少ない表層系ビッグウェイクベイトとして、BT フォースを実際に使用したインプレと特徴を踏まえてご紹介します。
BTフォースのスペック
BTフォースは、全長190mm/50gのビッグウェイクベイトです。
カラーは全7色となっています。
ボディー本体に加えて予備含めたテールが2本付属されています。

出展:楽天市場
BTフォースの特徴と魅力
- 荒れた水面にも対応できるアピール力
- ピンスポットの首振りにも対応
荒れた水面にも対応できるアピール力
BTフォースは、非常に高いアピール力を発揮しながら、チェイスしたバスにルアーを見切らせない工夫が施されています。
水をしっかりと受け止めるリップ


BTフォースには、非常にワイドなリップが90°に近い角度で取り付けられています。
ボディーの横幅に対してかなりワイドなものが取り付けられているので、水の抵抗をしっかりと受け止め、ルアーの動きを発生させることができるようになっています。
リップ自体もかなり分厚いので、ルアーをぶつけてしまってもリップが簡単に割れることはなさそうです。
硬めなソフト素材で作られたシャッドテール

BTフォースにはソフト素材で作られたシャッドテールが取り付けられています。
ソフト素材ですが、硬質で作られているテールであり、水面をテールで叩くことで飛沫によるアピールが可能です。
ソフト素材なので、チェイスしてきたバスを見切らせにくいのもソフト素材を採用しているメリットとなっています。
シングルジョイント


BTフォースはジョイントボディーとなっていますが、接続されている箇所は1か所のみとなっています。
ボディーの前後を接続するジョイントパーツ部分には、ネジ溝が入れられて、パーツ同士がこすれることがで金属的なサウンドを発生させることができるようになっています。
ボディー前半部分で発生したロールアクションをテールまでしっかりと伝えるのにも、貢献していそうです。
複合的な低音サウンド
BTベイトの制作を監修した奥田プロが最も拘った部分とされているのが、ラトルサウンドです。
通常のラトルが球形ラトルであるのに対して、BTフォースには8角形の棒状ラトルが搭載されています。
これによりボディーがロールする時に、ゴトゴトと連続した低音を響かせることができるようになっており、バスを水面まで引き上げることができるようになっています。
ピンスポットでの首振りにも対応

BTフォースはただ巻きでの使用が基本となりますが、ロッドアクションを加えると、首振りを行うこともできるようになっています。
ビッグウェイクベイトですが、ピンスポットで時間をかけたアプローチも行うことができるので、使い勝手は良く作られています。
BTフォースの欠点
- 収納しにくい
- フックが絡まる
収納しにくい

BTフォースの高い性能は多くのアングラーによって証明されていますが、収納方法は悩ましい点となります。
テールがソフト素材となっているので、長期間テールが折れ曲がった状態で収納するとテールに癖がついてしまいます。
長期間使用しない場合は、テールを外して購入したブリスターパッケージに収納しておくことがベストですが、テールは小さなピン2つで固定されており、ワンタッチでの取り外しはできません。
フックが絡まる


BTフォースの難点として前後のフックが絡まってしまう点があります。
ここぞという時にルアーが本来の動きが崩れてしまう場合があります。
また、エビってしまうことも多々あります。
アクション
ただ巻き(スロー)
スローに巻いてもしっかりとテールを動かし、大きな引き波を作りながらアピールしてくれます。
動きが大きいので、ルアーの動きを目視で然りと確認しながら、リトリーブスピードの調整ができます。
ただ巻き(高速)
高速でリトリーブした場合でも、動きが破綻しにくく、幅広い速度域に対応できます。
高速でもルアーが潜りにくく高いバランス設計が施されているのが伺えます
トゥイッチ
BT フォースはトゥイッチすると首を左右に振り、ピンスポットでのアプローチを行うことができるようにもなっています。
もともとはただ巻き用に作られているので、ストロークを大きく取りすぎると動きが破綻してしまいますので、注意が必要です。
飛距離
飛距離は可もなく不可もなくと言ったレベルです。
必要十分なキャスティング飛距離を出すことができるので、使用時に飛距離は問題になることはなさそうです。
最適なタックル
BTフォースをストレスなく使いこなすには、最適なロッドやラインを選ぶ必要があります。
BTベイトを作り出した奥田学プロのおすすめロッドは、シマノ バンタム 163H-SB/2です。
ロッド
パワー
BTフォースは、50gのビッグベイトであることからもヘビークラスのパワーを持ったロッドを使用することがおすすめです。
レングス
ロッドレングスは、アプローチしたいエリアによって選び出すことがおすすめです。
オカッパリや、広大なフィールドで手返しよくビッグバスを探す場合は、7ftを超えるロングレングスロッドを使用した方が、遠投することができるので有利です。
バスが潜んでいうポイントに検討がついており、ピンポイントでのアプローチを行う場合は、6ft前半のショートレングスロッドもおすすめです。
テーパー
BTフォースは左右へのウォブリングが強く、巻き抵抗が大きいルアーです。
ファーストテーパーロッドでも使用可能ですが、連投する場合は、レギュラーや、レギュラーファーストロッドの方が負担が少なくなります。
リール
リールは十分なラインキャパを確保することができ、且つ、高い剛性を持つリールを使用することがおすすめです。
特にハイギヤやエクストラハイギアを使用すると、遠投した先でもBTフォースの動きをリーリングで感じ取ることが可能となります。
ライン
ルアー重量が50gとなるBTベイトを安心して使用するには、20lb程度のライン強度は確保しておきたいところです。
水に浮くルアーなので、比重が軽いナイロンラインやPEラインを使用することがおすすめとなります。
BTベイト以外の使用ルアーも考慮してライン選びを行うことがおすすめです。
まとめ

水面でビッグバスをキャッチするために有効なルアーとなるドッグXディアマンテは、デカバス狙いの方に特におすすめできるルアーです。
ビッグバスに対して特に高い釣果を出しているルアーなので、チェックしてみてくださいね。
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