サムルアーズから出されているコトカスミディアムは、人気と実力を兼ねそろえているルアーの一つです。
特にメディアで取り上げられるようになってから、人気は更に高まり現在では入手困難なルアーの一つであり、見つけたら即買いする方も多くなっています。
今回はそんなコトカスミディアムの特徴と実際に使用した時のインプレを交えてご紹介します。
コトカスミディアムのスペック
コトカスミディアムは、83mm/10.2gのミノーです。
”ミディアム”とついているので誤解しがちですが、同メーカーから出されている”コトカス”のサイズUp Verとなります。
コトカスミディアムの特徴と魅力
- デッドスローでも動く
- 強すぎないアピール力
デッドスローでも動く
コトカスミディアムは、ミノーとしては珍しく、デッドスローリトリーブにも対応することができます。
バスがルアーとの距離を詰めることができる時間をしっかりと稼ぐことができるようになっています。
厚みのあるボディー
コトカスミディアムは、ミノーフォルムの中では、厚みのあるボディーを持っているいます。
前面でしっかりと水を受け止めて抵抗を生み出すので、スローリトリーブでもしっかりとルアーが動くようになっています。
強すぎないアピール力
コトカスミディアムは、デッドスローでもしっかりと動く設計が施されていますが、動き自体はよわよわしく、キビキビ動くというよりもヌメヌメ動くと言えます。
ラトルなどは搭載されていないので、無駄なサウンドでバスを警戒させることがありません。
全体的に非常に弱いので、ハイアピールルアーでは簡単に見切ってしまうバスにも有効となっています。
水面直下引くことできる潜行深度
コトカスミディアムは、水面直下を引くことができるルアーです。
ウィードが生えているエリアでもルアーが絡まりにくい他、おかっぱりのシャローエリアでも使用しやすくなっています。
デッドスローで動き、おかっぱりでも使用しやすいので、ナイトフィッシング用としても人気が高いルアーです。
コトカスミディアムの欠点
- 飛ばない
- 入手が困難
- デカバスに狙いを絞りにくい
飛ばない
コトカスミディアムは固定重心で作られています。
固定重心なので、動きのレスポンスが良い反面、重心移動が組み込まれているルアーと比較すると、飛距離が出しにくくなっています。
スピニングタックルで使用する場合は、飛距離を出しやすいPEラインを使用するなどの工夫で欠点を補うようにしている方も大勢います。
入手が困難
コトカスミディアムの最大の難点と言えるのが、入手難易度の高さです。
入荷と同時に即完売してしまうことも少なく無く、使用したいけれども入手できていない方は非常に大勢います。
メルカリなどで入手する方法もありますが、高値での入手が嫌な方は、釣具店の入荷情報を頻度よく確認する他、年末年始の売り出しを狙うのがおすすめです。
デカバスに狙いを絞りにくい
コトカスミディアムは全長83mmのミノーなので、フィールドに存在する20cmや30cmクラスの子バスからもアタックを受けやすいと言えます。
数釣りも楽しむことができるサイズであると言えますが、その反面、デカバスには狙いを絞りにくく、先に子バスが釣れてしまうことが多くなります。
デカバスのみにターゲットを絞っている方はもう少し大きいサイズのルアーを選ぶことがおすすめです。
インプレ
アクション
ただ巻き(スロー)
デッドスローにも対応することができる設計でもあり、ミノーの中でもレスポンスはピカイチであると言えます。
左右への蛇行を含ませながら、ヌメヌメと泳ぐスイミングは他のミノーには無い動きであり、スレたバスに効果が高そう。
ただ巻き(高速)
高速で巻き取りを行っても、大きく動きを崩すことがなく、しっかりとアクションしてくれます。
高速リトリーブからのポーズで何度かバイトを得ているので、スローリトリーブと高速リトリーブを状況に合わせて使い分けたいところ。
高速リトリーブでも動き自体は弱いので、竿先でルアーの動きは感じにくい。
トゥイッチ
綺麗なヒラウチを発生させてくれますので、ピンポイントでの喰わせアクションとして使用できる。
他のミノーのように鋭いダートは発生せず、あくまでもリトリーブする延長線上でのアクションです。
水面に出た状態でトゥイッチを行うと、水面で頭を上下させ、サウンドとスプラッシュでアピールすることができます。
飛距離
十分な飛距離は出しにくいです。
後方重心なので、同じ固定重心ルアーであれば遜色無い飛距離が出ますが、重心移動システムが搭載しているルアーと比較すると劣ってしまいます。
ラインシステムや使用するロッドなどで必ず補っておきたいポイントです。
最適なタックル
コトカスミディアムは、10.2gの小型ミノーであることから、ライトやミディアムライトのパワーを持ったロッドを使用することがおすすめです。
コトカスミディアムの弱点であるキャスティング時の飛距離をカバーするために、6.10ft以上のレングスを持つロッドとPEラインを使用したスピニングタックルを使用することがおすすめです。
まとめ
コトカスミディアムは、入手困難なルアーですが、プレッシャーの高いフィールドでも高い釣果を発揮させることができるルアーです。
店頭で見つけた場合には是非購入して、その性能を確かめてみてくださいね。
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